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hedgehog

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July 06

すり替え

 ほんのすこし 疑っていた
 
 ほんのすこし 期待していた
 
 ほんのすこし 信じていた たくさん信じていたわけじゃない
 
 ただ その密度はあまりに高くて ほんの一点の小ささなのに とても 強い思いに溢れていた
 
 いまだに 信じられない
 
 いまだに 結論は出せない
 
 すでに 決められたことのように 在るのに
 
 遠い場所に 置き忘れた 記憶に 摩り替えている
 
 いつもいつも 摩り替えている
 
 信じることも 疑うことも 待つことさえ
 
 いつもいつも すり替えている
 
 それが いきている と呼ばれることのように
July 05

足踏みしている永遠

 やはり おなじように いまが 流れていく
 
 やはり 音もないまま 端の先の あぶないところで
 
 何かが音を立てても 気付かないのかもしれない
 
 いま 1分は60秒だとは 思えない
 
 いま 永遠は足踏みしている
 
 もしかしたら それが きっと 世界や 地上や 宇宙や 心が 応えている
 
 ということなのかもしれない
 
 もしかしたら 心が そこに あるのだとしたら

あるいは わたしが

 メッセージはありますか
 
 なにも 言葉はありませんか
 
 そんなふうに 出来るのは きっと
 
 この地上に いないからだと思います
 
 そのこころか あるいは わたしが

ふっ、と

 こころが折れそうなときがある
 
 何かに頼ろうとする、頼れるものなど何もないから、考えもしないのに
 
 ふと、何かに頼ろうとする、それもいちばん頼れないものに、頼ろうとする
 
 いや、頼ろうとするフリをする
 
 応えはわかっているはずなのに、頼ろうとするフリをする
 
 ただ、フリをしただけで、心のどこかが、少しずつ、和らいでゆく
 
 答えなど、いらないのかもしれない、頼ろうとする気持ちが こころをやわらげるのだから
 
 いつも そんなふうに どこかで 自分を騙して、こうしてやってきた
 
 こころが折れてしまえばいいのに なんて思わない
 
 折れてしまっても 何も変わらないのだから
 
 いつか ふっと 消えてしまえれば それでいい
 
 そんなふうに ときは 動いてゆくのだから ふっ、と、 途切れてしまうまで 
 
 できるなら 折れそうなこころには 会いたくない なにも変わらないのだから
 
 
July 02

音もなく変化する時間

 間違っているのだろう
 
 それは きっと間違っているのだろう
 
 だれかが何かを知ったとき 違う方向に走り始めたのだろう
 
 ゆるやかに さりげなく そして すばやく 事態は変化してゆく
 
 何も知らなかった ほんの少し前のように 何も知らない場所で 何かが動いてゆく
 
 それは、まるで、今と 全く同じように 思えるかもしれない
 
 けれど 全てが 変わってしまっている もう戻ることはない
 
 すべてがかわってしまったまま すべては 動き出している
 
 どちらに なにかが 動き出そうとも もう変わり始めたことに変わりはない
 
 すでに 変わってしまったことに 違いはない
 
 たとえ ささいなことでも 変わってしまったまま 動き出していることに 違いはない